春 日 部 駅 西 口 側 
 春日部市役所側正面玄関近くに彫刻「大空」が設置されています。春日部市に在住したこともある加藤豊氏のこの作品は、市の鳥ユリカモメをモチーフにしたものです。また、市役所近くの東西ふれあい通り西口公園には、「道程」と「収穫祭」が設置されています。
 春日部駅東口周辺の彫刻群とは趣きの違った作品をお楽しみください。
 その他にも、医療センターや旧市役所付近にも多くの彫刻があります。


⑳「道程(どうてい)
 伊藤 正人(いとう まさひと)
  道程
素材 黒御影石、白御影石
寸法 170×280×80cm
設置 平成22年
作者略歴

 1957- 東京都に生まれる
 1980- 一陽展(特待賞)
         以後受賞歴 (一陽賞、会友賞、野外彫刻大賞)
 1981- 玉川大学(彫刻)卒業
 1982- 玉川大学芸術専攻科修了
 1983- 内閣総理大臣主催 文化芸術貢献者の集い招待
 1984- 第一回 大宮野外彫刻展
 1988- 埼玉県展(埼玉県美術家協会賞)
        以後受賞歴(埼玉県美術家協会賞、朝日新聞社賞、高田誠記念賞、美術家協会会長賞)
 1989- 第4回 全国国民文化祭さいたま89
         以後受賞歴(第6回ちば91、第8回いわて93、第12回かがわ・香川県実行委員会会長賞、第23回いばらき2008、第24回しずおか・2009静岡県知事賞)
 1990- 茨城県東海村ふれあいロード彫刻展
 1991- 文化庁主催 第25回現代美術選抜展代表
 1993- 文化庁主催 第27回現代美術選抜展代表
 1999- 日本真綿協会主催 ビジュアルアート展
 2000- 日本真綿協会主催 ビジュアルアート展
 2002- 第7回 風の芸術展トリエンナーレ枕崎
 2006- 昭和会展招待作家(日動画廊)
 2009- 日美展(銀座ギャラリーせいほう)
 2010- 日美展(銀座ギャラリーせいほう)
作者コメント
 街づくりに「彫刻」を取り入れることで、市民が楽しく交流できる、魅力ある「美的空間」を造るお手伝いが出来ればとの気持ちで制作しました。
 社会のグローバル化が進み激変する時代に生きる我々にとって、一寸足を止め、一日を人生を自分自身を見つめ、真の自分に返る時間が必要なのではないでしょうか。石の前で足を止め、その一時を感じて頂ければ幸いです。


㉑「収穫祭」
 清水 啓一郎(しみず けいいちろう)
   
素材 黒御影石、白御影石、真鍮
寸法 134×60×60cm
設置 平成25年
作者略歴

 1975- 愛知県常滑市に生まれる
 1998- 久米桂一郎賞受賞
 1999- 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
        サロンド・プランタン賞受賞
         平山郁夫賞受賞
         ソウル大学校美術大学+東京藝術大学彫刻シンポジウム交流展
 2000- 個展/フタバ画廊(銀座)
 2001- 東京藝術大学大学院美術研究科
         修士課程彫刻修了
        東京藝術大学美術学部彫刻科非常勤講師(2003年3月まで)
 2002- インターナショナル彫刻シンポジウム(イタリア・グアルディア)
        グアルディア彫刻展(イタリア・デルポッジオ城)
         個展/フタバ画廊(銀座)
 2003- インスタレーション展/ギャラリー中沢(銀座)
         個展/リベストギャラリー創(吉祥寺)
         第9回うしく現代美術展/
        牛久市民センター(茨城県牛久市)
        チャリティーオークション展/
        Takashi Saito Gallery(茨城県牛久市)
 2004- 個展/Takashi Saito Gallery(茨城県牛久市)
        個展/リベストギャラリー創(吉祥寺)
        チャリティーオークション展/
        Takashi Saito Gallery(茨城県牛久市)
 2005- 石の思考展/東京藝術大学陳列館(上野)
 2006- 日本医療科学大学校章制作(埼玉県)
 2007- 個展/ガルリエ道(埼玉県所沢市)
 2008- 個展/galleryけやき(表参道)
 2009- 個展/ギャラリー花水木(埼玉県所沢市)
 2011- FOR FOUR展/gallery M(表参道)
 2012- 第62回埼玉県美術展覧会 県知事賞受賞(さいたま市)
         21世紀空間思考展/日本橋三越(日本橋)
         第18回十日町石彫シンポジウム(新潟県十日町市)
        石彫シンポジウム作家展/
        Gallery 6坪(新潟県十日町市)
 2013- 21世紀空間思考展/日本橋三越(日本橋)
作者コメント
 「収穫祭」は、人の行き来のある場所で、これから出かける人、帰る人、どちらからも顔が見えるように設置してあります。ねこは家族を、りんごは大切な人を思う気持ちを表現しています。自分の為にりんごを剥いてくれる家族のことを思ったとき、普段の何気ない生活の中にある幸せに気付くことができました。この彫刻を見ることで、大切な人をふと思い、一日を豊かに過ごすきっかけとしていただけたら幸いです。


㉒「大空」
 加藤 豊(かとう ゆたか)

  
素材 青銅、アルミニウム
寸法 220×65×65cm
設置 平成20年

作者略歴

 1948-山形県に生まれる
 1972-日展入選(76年まで〉
 1973-日彫展奨励賀受賞
        日彫会会友となる(78年退会)
 1977-二紀展奨励賞受賞
        二紀選抜展奨励賞受賞
 1978-二紀会同人となる
 1979-二紀展同人優秀賞受賞
 1980-二紀会会員となる
        現代美術選抜展(文化庁主催)
 1981-第16回昭和会展(日動画廊)
        二紀会会員展準賞受賞
 1982-二紀展会員賞受賞
        個展(鶴岡市藤光画廊)
 1984-第19回昭和会展(日動画廊)
 1985-ニ紀展宮本三郎賞受賞
 1986-現代美術選抜展(文化庁主催)
        二紀会委員となる
 1987-個展(日本橋三越、以後札幌、大阪等で個展を開催)
 1989-二紀展文部大臣賞受賞
作者コメント
 彫刻「大空」は、春日部市の鳥ユリカモメを題材として構想を練ったものです。併せて、市が標榜する「子育て日本一」にふさわしいものをと考え、少女が、ユリカモメに守られながら、大空を高く自由に飛んでいるイメージを表したものです。
 空には無限の可能性があります。きっと誰もが、一度は自由に空を飛んでみたいと考えたことがあるでしょう。だから、大空に舞い上がる少女は、希望に満ちた明るい未来の象徴であり、ユリカモメは何も疑うことなく身を委ねられる安心の象徴であるのです。
 屋外に設置される彫刻は、四季の移り変わりの中で、或いは、朝夕の光の加減で、刻一刻とその表情を変えていきます。彫刻「大空」に込めた願いを、皆様がさまざまな物語として感じていただければ幸いです。

 その他の彫刻
「風の門」 
大槻 孝之(おおつき たかゆき)

市立医療センター エントランス広場
「酒船石(さかふねいし)~過去~」
伊藤 正人(いとう まさひと)

市立医療センター みちの広場
「2:2:1~現在~
伊藤 正人(いとう まさひと)

市立医療センター みちの広場
「メトロポリス~未来~
伊藤 正人(いとう まさひと)

市立医療センター みちの広場
※その他、市立医療センターのホスピタルアートについては、こちらをご覧ください。 
「慈愛(じあい)」 斎藤 馨(さいとう かおる)

旧市役所 敷地内

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